2026年2月21日 更新 対象期間:2025年7月1日〜9月30日
2025年7〜9月 日経平均・秋の回復と政策期待を振り返る
山田
西宫寛生(元証券アナリスト)
四半期ごとの市場分析を配信中
6月の急調整を経て、7月の日本株は反発の兆しを見せました。7月15日には日経平均が43,500円を回復。新政権の成長戦略期待が後押しし、8月には45,000円台、9月末には48,900円まで上昇しました。この四半期の特徴は、高配当株と成長株の両輪が回り始めた点です。配当利回り4.5%以上の銀行・商社が堅調に上昇する一方、半導体株も再び注目を集めました。
7月:反発の始まり
7月初旬、6月安値の41,200円付近で買いが入り、下旬には44,000円台まで回復。三菱UFJ、三井不動産など高配当株が先行して上昇。6月に「買い場」で仕込んだ投資家のポートフォリオは、ここでしっかり評価を戻しました。私のレポートでも「下落時の買い増しが報われている」とお伝えしました。
2025年7〜9月 日経平均 日足チャート(回復局面)
8月:政策期待で45,000円突破
8月、政府の成長戦略・規制改革への期待感が高まり、建設・不動産・防衛関連が買われました。日経平均は8月20日に45,800円を記録。JT(日本たばこ産業)は配当利回り約5%を維持しながら株価も上昇し、「高配当×値上がり」の両取りを実現した銘柄の一つでした。
9月:48,900円、50,000円目前
9月後半、米国株の堅調を受けて日経平均は48,000円台に乗せ、9月30日には48,900円で四半期を終えました。50,000円の大台まであと千円余り。半導体株が再び勢いを取り戻し、東京エレクトロンは9月単月で+12%上昇。高配当株50指数はQ3で+15.3%と、日経平均の+18.2%にほぼ並ぶ上昇となり、「両輪」の効きが如実に表れました。
Q3まとめ(数値)
- ・日経平均:41,380円(7月初)→ 48,920円(9月末) +18.2%
- ・高配当株50指数:+15.3%(ほぼ並走)
- ・注目セクター:銀行、商社、半導体、防衛
「下落時は高配当で守り、上昇時はしっかりついていく」。2025年の高配当株は、まさにその理想的な動きを見せた四半期でした。
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